こんにちは、KACOです。
11月も残すところ、あと1週間ちょっとですね。
いよいよ年末の慌ただしさと共に、受験生の気持ちも複雑な心境になってきている頃かと思います。
今回は、公立中学3年生の進路について悩むわが家の事を書いていきたいと思います。
同じような境遇の方にも、参考になれば幸いです。
最終的に進路を決める時期
中3の後期の中間テストが、ちょうど終わりました。
この成績までが、高校を受けるにあたり内申点が反映されます。
特に私立の高校は、中3の成績のみ提出するので、中3の考査は頑張らないといけないんですね・・・
後期の中間の成績までで、併願にしろ専願にしろ私立高校を決めなければなりません。
内申点が足りない生徒にとったら、最後の頑張りどころとなります。
私の住む県は、公立高校を受験する際に『内申点』が重量なポイントになります。
高校によって、定義はマチマチなので、受験したい高校の募集要項で確認します。
例えでいうと、
- A高校は、内申点を加味しない
- B高校は、後期試験時に〇%を内申点で判断
という感じで、内申点のパーセンテージが多い高校を受験したいなら、中学校生活3年間で内申点を稼いでおく必要があります。
中1からの成績が記録されていくので、中2になってから高得点を取り続けても内申点の点数が足りないと、希望の高校を受験できない!なんて事も。
逆に受験日当日の試験に自信があるなら、内申点を全く気にせずに受けられる高校もあります。
でも基本的には、受験当日の試験の点数 +内申点の点数を足した点数が、合否のポイントとなります。
私立高校か?公立高校か?
さて、進路を考えるに当たって悩む時に、
- 私立高校に進学するか?
- 公立高校に進学するか?
が最初の選択肢ではないでしょうか?
私が高校を受験した時代は、基本は公立高校へ進学でした。
取り分け成績が良い子か、公立に行けないくらいの子が、私立に進学するような雰囲気でした。
あ、田舎だったからかも知れません。
でも今は、成績だけでなく環境や勉強のカリキュラムなどで私立進学を選ぶご家庭も多いので、選択肢が多いですね。
経済的な負担を考えると公立かな~と思っていましたが、色々と受験の情報が入るにつれ、私の考えも迷走して行きました。
長女は、中学から公立中高一貫校に進学しましたので、高校受験は対象外でした。
高校に進級するだけだったし、進級テストこそありましたが、基本的には合格(進級レベル)するまで再テストが何度でも受けられます。
でも地元の中学校から高校へ進学する生徒の入試は、回数が限られています。
私立なら数回、公立でも前期後期制制度の県で2回です。
その少ないチャンスに、自分の志望校を当て込んでいかねばなりません。
夏頃から私立・公立を合わせ、何校か説明会に足を運びました。
その感想の1つが、私立は設備・校舎・教育システムが整っていること。
公立と違って、ある意味企業ですからね。
お客(生徒)を集めるために、色んな工夫をしているし、進学実績を上げるために対策もしっかり考えられています。
先生だって、雇用が終わらない限りずっと続けられるている人もいます。
部活の顧問だって、外部から雇われている専門の先生もいます。
生徒(お客)の満足度を上げる工夫がされているイメージです。
それに引き換え、公立高校の先生は公務員。
期間が過ぎれば、別の学校に異動になるし、毎年生徒も色んなタイプの子が入学してきます。
進路指導の先生だって代わると、指導内容だって違うかも知れません。
部活だって、指導する先生によって、チームが強くもなるし弱くもなる。
「先生が異動されたら、急に弱くなった!」なんて話はよくあります。
もちろん学力的には高校の偏差値に合った生徒が入ってきますが、私立と違って色んな層が含まれる気がしますね。
どちらかと言うと、公立高校は先生より生徒が中心なイメージ。
大きな枠組みが決められていて、教育委員会が決めた内容を外れる事はできません。
もう一つ大きな違いは、『受験に対する指導力』だと思います。
やはり公立は、生徒が自分で頑張らないといけないです。
いくら質問すれば教えてもらえると言え、生徒の学力も開いていますし、全ての生徒を網羅する授業は難しい。
理解できない子は自分でその都度何とかしていかないと、後から取り返しのつかない事に成りかねません。
私立は、面倒見が良いという話も聞きますし、まあ学校によるとは思いますがね。
大学の指定校推薦の数も、私立高校の方が圧倒的に多いです。
公立の生徒は、一般にしろ推薦・AOにしろ、対策が大変です。
それは授業内容が高校3年間で終えるように、組まれているからです。
当たり前と言えばそれまでなんですが、私立だと違います。
私立は高校2年生までで早めに授業内容を終え、残りは受験対策として使う学校もあります。
この期間の差が大きいな、と感じています。
長女も少しは先取りしていましたが、高校3年生の今まさに世界史や日本史といった教科は授業内容だけでは、大学入試までに間に合いません。
その分、朝や放課後に講義をして下さる先生もいますが、全員が受けるわけではないですね。
では、なぜ大半は公立高校に進学するのでしょう?
金銭面ですよね・・・
公立の授業料が、だいたい月に1万円ほどなのに対し、私立だと3~5倍ほどかかります。
でもですね、結局大学受験に備えて予備校や塾へ通う事を考えると、トータル的に見たらそんなに費用に差はないのかも知れません。
予備校や塾もピンキリですが、高い所だと年間70万円~なんてザラです。
逆に私立高校で、学校の授業だけで大学に合格した、なんて人も多く聞きます。
どっちが金銭的に得なのか?は、実際に通ってみないと分からないのかも知れませんが、考慮してみてもいいのかも知れません。
進路は高校を卒業してから、何をしたいか?で決める
今、長女が高校三年生。
3年間の高校生活を見ていて思うのが、結局高校って卒業してからの進路によって学校を選ぶのがいいのではないか?と私は考えています。
中3の時点で、進路を決めている子の方が少ないとは思いますが、
- 何を学びたいのか?
- 行きたい大学があるのか?
- 大学に入ってから決めたいのか?
「絶対に国立大学に行きたい、行かせたい」というなら、それなりに公立の上位高校に行った方がいいと思います。
何がなんでも〇〇大学に入りたいって思うなら、付属の高校や〇〇大学の指定校推薦が多い高校とか。
でも人気の大学は誰でも行きたいですからね、ライバルは多いですよ。
具体的に何も決まっておらす、大学には行きたいなら、選択肢が多い高校に行った方がいいですね。
学力に背伸びして入った学校だと、周りの成績の良い人についていくので精一杯だと勿体ないかな、と私は考えます。
1つランクを下げても、楽しく学校生活が送れ、なおかつ指定校推薦でそこそこの大学に入れるかも知れません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
高校を選ぶという事は、中3には大きな選択ですが、高校はゴールではありません。
またスタートの始まりだという事を、お分かり頂いた方が、学校を決める際の参考になるのではないでしょうか。
そういう私は、次女には公立に入学して欲しいと思いますが、長女が目指す高校ではなく1ランク偏差値が下の高校がいいのでは?と思っています。
併願で受ける私立も、女子高ですが私は気に入ってます。
本人も気にいった様子だったので、目指す高校がダメなら、併願の私立でもいいのかって思っています。
本人と保護者の方の希望が、折り合う高校が見つかる事が一番かも知れませんね。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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