この記事では、公立中高一貫校を実際に受験された方のアンケートを集めた結果をまとめています。(2021.08 クラウドワークスにて集計)
前回は『公立中高一貫校を受験しようと思った理由』をまとめました。
やはり色んな動機があって、見返していても参考になりました。
今回は、いつ受験対策を始めたのか?についてアンケート結果をまとめてみましたよ。
我が家が対策を始めたのは遅い方で、5年生の秋に塾へ体験に行ったのがスタートでした。
実際に通塾を始めたのは、5年生の冬休み位だったので自信を持って準備出来たとは言い切れませんでした。
ですが公立中高一貫校の受験は、知識の詰め込みではないので、お子さんにとったら逆転ホームランも大いに有り得ます。
その辺りも吟味しながら、読んでくださると幸いです。
いつから受験対策を始めたの?
私立中学校の受験をする方は、かなり早くから対策をしているイメージですよね。
周りも小学校4年生くらいから通塾されてる方が多かったですね。
でも『公立中高一貫校』であれば、必ず早くから対策が必要!て訳ではないんですよね。
もちろん早いに越した事はないのですが、遅くても間に合う可能性があるということ。
公立中高一貫校受験は【適正検査】と呼ばれ、小学校で学んだ知識以上の事は出題されないからです。
では実際に体験談を見ていきますね。
小学校低学年から始めた
こちらは早期からの準備組です。

小学1年生から公文と地元の塾に通わせました。
(静岡県:男性)
小学校一年生からとは早いですね!
公文はお子さんの習い事ランキングでも上位を占めるほど身近なものです。
普段の小学校の勉強の予習・復習にはぴったりだと思います。
公立中高一貫校は基礎をコツコツと積み上げたお子さんが有利だと思うので、小さな頃から習慣化するのは良いのかもしれませんね。
小学校4年生から
次は小学校4年生からの、一番よく聞く時期です。

小学4年生の8月から 塾に行きました。
(京都府:女性)
4年生からというのは中学受験をする方の一般的な時期ですね。
大手の進学塾からはダイレクトメールなども自宅に届きますし、ちょっと受験を考えているお宅には目に止まる事も多いでしょう。
あの手のDMは私立中学校を受験するのを前提としていますので、公立しか受験しないのであればここまで早くなくてもいい気もしますね。
また最初は私立中学を第一志望にして、途中から公立も併願する事に変更する可能性もあるし、その逆もしかり。
そこら辺をよく考えた方がいいですね。
小学校5年生から
公立中高一貫校の対策を始めた方で、一番多かったのが小学校5年生という声。
- 最初から私立受験は考えてなかった
- 学校の勉強はよく出来るし、もっと勉強が出来る環境にした方が?
- 地元の中学校が荒れていると聞くし、どうしよう
こんな方が、新たに公立中高一貫校を受験するかどうかで悩む場合もあるでしょう。
アンケートの声です。

小学5年の4月から、塾に通い始めました。
(宮城県:女性)

小学5年生の初めから、 進研ゼミと、塾との併用。
(石川健:女性)

小学校5年生の4月から 通塾を始めました。
(東京都:女性)

小学5年の春から、 地元の学習塾(合格実績№1)
(熊本県:男性)

小学校5年生ごろから、 中学受験対策コースのある学習塾に通っていました。(宮城県:女性)
アンケートの中で一番多かった対策を始めた時期が、小学校5年生でした。
中には通信教育と併用して塾に通われている方もいて、色んな対策があるんだなと思いました。
お子さんも習い事があったり、学校行事に参加していて通塾が難しい場合もありますね。
まずは通信教育の公立中高一貫校コースを利用してみるのも、ありかも知れませんね。
小学校6年生から
意外や意外、公立中高一貫校を目指す人で小学校6年生から対策を始めたって人、結構多いです。(間に合う、という意味でもありますね)
うちの子供が通っていた学校でも、6年生になて受験する事を決め夏休みから急遽親子で対策を始めたってご家庭もありましたよ。

受験対策として、塾に通いました。 小学6年生7月~ それ以外は特になし。(新潟県:男性)

小学6年生の6月頃。 公立一貫中学模試を受検。 夏期講習受講後、通塾を始めた。 公立一貫コースのみ受講。(京都府:男性)

小学6年生の4月から、 通信教育と塾を同時に行っていた。
(滋賀県:女性)

小学6年の4月から、自己学習のみで受験 過去問題や参考書を書店で購入した。(新潟県:女性)

小学6年生の10月から塾。(岡山県:男性)

小学6年の4月頃から塾に行き始めた。(岡山県:男性)
長く対策をしていたからといって合格する訳でもないのが、公立中高一貫校です。
6年生からの対策の方も多いですし、合格を勝ち取った方も多い事から【挑戦しようと思った時が始める時期】だとも言えますね。
公立中高一貫校を受験した人が対策始めた時期のまとめ
今回は、対策を始めた時期についてアンケート結果をまとめてみました。
準備期間が早い方が良いとはいえ、まだ小学生です。
学校生活やお友達との放課後の遊びの中にも、成長の種は転がっています。
また適正検査には、身近な日々の生活の中から出題される事も多いので、勉強漬けになるのだけが良いとは言えないですよね。
勉強と遊びのバランスが大事だと思いました。
次回は、受験された方が【大変だったと感じたこと】について書いていきたいと思います。
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