こんばんは、KACOです。
大学入試制度も、2年後の2020年には大きく変わるとされています。
センター試験の内容が、今までとは変わってくるというのが大きな違いでしょうか。
現役の中高生や、その親御さんなら少しは聞いた事があると思います。
私も学校や塾で少し話を聞く機会はありますが、じゃあどうすりゃいいの?って所まで理解しきれておりません。
これを機会に、少し考えてみる事にします。
うちの長女は現在高2です。
実際の大学受験には、浪人しない限り今まで通りの受験体制なので少し他人事のような気がしていました。
でも次女の時は、新しい受験体制で臨む事になります。
現センター試験から、大学入学共通テストへ
そもそも今のセンター試験(大学入試センター試験の略)は、1990年に始まりました。
マークシート方式であるため、本来の知識量だけでクリアできる試験方式ではダメだと気付いたのでしょうね。
文部科学省が「変化の予測が困難な時代の中で、自ら問題を発見し、答えや新しい価値を生み出す力が重要になる」と検討されてきた結果です。
これを読んで、ピンと来た方!
公立中高一貫校の受験を視野に入れてるのではないでしょうか?
そう、私もこれを読んで思いました。
中学でやってる事の延長じゃない?と。
公立中高一貫校で、学ぶこと
学校により違いはありますが、公立中高一貫校の特色の一つに、
自ら考えて答え(結果)を出すという一連の動作があります。
適正検査という入学試験でも求められているのですが、入学後も根底にはこの考えが根付いています。
6年間というまとまった期間で、悩みながら学んでいくのです。
事あるにつれ、プレゼンテーションをさせる授業もあります。
色んな教科に取り入れられていて、1つのお題に対して、グループ毎のプレゼンをする機会が多いです。
問題定義から、どうしてその結果が出たのか?
筋道を立てて、順番に結果を導く過程を説明して行くんですね。
私は「プレゼンが弱い」と主人によく言われます。
家庭内で使う会話ではないと思われるでしょうがw、
大物家電や家具などは夫婦で話し合って購入しています。
しかも主人は、私の上司じゃないし!って思いますけどね。
その時に例えば「この○○家電が欲しい」と切り出したとします。
その理由が、あいまいだと言われるのです。
確かに本当に必要で欲しがっているのか、『ただ便利そう・流行っているから欲しいのか?』自分でもよく分からなくなる事があります。
結果、話し合ってるうちに、そこまで欲しくないかも・・・って事もよくあります。
値段が張らない物は、話し合いなく私が買ってしまい、後悔している物も多々あります。
話が飛んでしまいましたが、娘は中一からプレゼンの準備や経験を通して、
かなり成長したと思います。
自分の意志を、きちんと発言出来る力です。私とは大違い・・・
これは娘だけでなく、他の同級生を見ていても実感します。
参観日などによく見る形式なんですが、数人のグループに分かれてプレゼンをしています。
飛び抜けて出来る子ってのが、クラスに数人は見受けられると思うのですが、
みんなが其々に出来るんですよね。
小学校の時や、地元中学に通う次女の参観日では、明らかに能力差を親が見ても感じられました。
グループのリーダー的な立場の子が、一人で引っ張っている姿。
それが、公立中高一貫校の生徒には見られません。
娘に聞くと、やはり最初は担当別に分けて作業するので、どうしても作業に差が出るそうなんです。
でも経験を増やす事で、実力がついてくるのでしょうね。
それぞれの底上げに、つながるようです。
また、リベートの授業もあります。
こちらは、最初からAなのかBなのか、自分の意志とは関係なくグループ分けされて、自分のグループが出す答えについて導いていかねばなりません。
具体的に例えると『体にいい食べ物は、蕎麦かうどんか?』というお題だとします。
蕎麦チームは、自分の意志とは関係なく蕎麦を押さねばなりません。
うどんチームは、同じくうどんを押していきます。
その2チームの発表を聞いて、判断されるのですね。
この授業の話を聞いて、地元中学では絶対にない授業だと思いました。
実際、そんな内容を次女から聞いた事がないし、個人毎にプレゼンやまとめる作業はありますが、グループでの作業はありませんね。
大学入学共通テストに役立つこと
新しい大学入学共通テストには、マークシート方式に加え記述式の試験も始まります。
いかに知識の記憶だけでは、対応できないのか想像できます。
それに急に大学入試でやろうとしても、無理ですよね。
ここの分野は、やはり中1から6年かけて学んでいる一貫校生に分配があがると思います。
数年前から、各高校も対策を出して来ているようなので、今後はもっと違う学習方式が取り入れられるかも知れませんね。
文部省は、各大学に向け思考力や表現力を必要とする長文や記述式や小論文、面接や討論などの試験方法の多様化を勧めているようです。
これはAO入試や、推薦の枠がもっと増える気がします。
結局は、大学を出て就職した社会にも、そういった能力が必要とされるのではないでしょうか?
勉強だけしていては、色んな意味で社会に溶け込めないのかも知れません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
私が思うには、公立中高一貫校で学べる基礎は、大学受験にも大切な要素だと思います。
さらには社会人になった後も、使いつづけるスキルなのではないかと思います。
詰込みの勉強だけで、学校生活を終わらせてしまうのは勿体ないです。
今後の大学受験も含め、もう少し生き生きとした学校生活を送れるようになるといいなと期待しています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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