公立中高一貫校に受かるには、塾は本当に必要なのか?

入学前

こんにちは、KACOです。

公立中学校に受かるには、塾は必要なのか?

いざ受験をしてみようと思った方、まず悩むところだと思います。

結論から申しますと必ずしも塾が必要な訳ではない、と思います。

その子の性格しだいだと思いますので、わが家の事も含め書いていきたいと思います。

塾に通うならいつから?

一般的に私立中学を受験する方は、小学4年生から通塾が多いのではないでしょうか。

中には、もっと低学年から通っている子もいます。

わが家の長女が受験しようと決めたのは、小学校5年生の9月頃でした。

いつから始めるべきか分かりませんが、対策するなら早い方が良いと分かりました。

『適正検査』『作文』が受験に必要だと分かったので、とりあえず自宅から通える範囲の塾を探してみました。

 

そこで浮上したのが、次の2校でした。

まず最初に検討したのが、A校

ここは通塾生でなくても「全国統一小学生テスト」を受ける事のできた塾です。

以前、長女もお世話になりました。

家からも歩いて通えますし、いわゆる私立中学を受験する子も通う地元の進学塾です。

だいたいの塾では体験授業をやっているので、実際に体験してみて塾の雰囲気や授業の様子などをチェックしてみました。

クラスも大人数ではなく、国語と算数を体験したと思いますが、レベル別にクラス設定されていました。

塾に着いた時と、終わって塾を出る時に保護者に『お知らせメール』が届くようです。

気になるのが、授業料です。

国語・算数の2教科(週2/1コマ2時間)で20,000円位、+テキスト代。

しかも公立中高一貫校を受験したいのであれば、国語と算数では足りず、
追加して理科と社会の受講も勧められます。

更に『作文』対策としての授業も、追加で受けるのが、お勧めだと言われました。

ざっくり計算して、月5万円位の授業料が必要になりそうです。

 

次に検討したのが、B校。

こちらは私立中学受験の対策の塾ではなく、地元の小中学生を主に見てくれる塾です。

基本は高校受験に向けて、地元の公立高校を目指す生徒が多く通う塾です。

県内に本部があり、そこを中心に数校展開しています。

駅の向こう側にあり、わが家からですと自転車で通う事になります。

実際に、こちらも体験授業を受けてみました。

まだ小学生の部なので、そこまで生徒は多くなく、

入塾テストを受けてレベル別のクラスに分けられるそうです。

こちらの気になる授業料です。

国語・算数・理科・社会の4教科(週2/1コマ45分×2)で10,000万円弱+テキスト代。

そして公立中高一貫校対策コースというのがありまして、
こちらが週1(1コマ90分)で¥5000位+テキスト代。

  A校 B校
対象者 私立中学希望者も含む
中学受験希望者
将来的に
公立高校受験に向けた地元塾
授業内容

国語・算数、理科、社会、中高一貫対策
(希望によって科目数が変わる)

国語、算数、理科、社会がセット
中高一貫対策コースが別途あり
授業料 国語・算数で月20,000円+テキスト代
中高一貫コースは別途必要
4教科で月10,000円+テキスト代、
中高一貫校コース月5,000円
自宅からの距離 徒歩10分 自転車で10分

 

A校・・・月¥50,000くらい。

B校・・・月¥15,000くらい。

 

さあ、どう思いますか?

受験倍率について

気になる受験倍率ですが・・・

2018年 都内を例で見ますと、平均して4.5倍~8倍くらいですね。

学校によっても差がありますし、男女でも変わってきます。

学校の特色により人気が分かれるのもあるでしょうが、それにしても高いです。

長女の受けた年も、女子は9倍近い倍率でした。

これって9人受けて、1人しか合格しないという事です。

不合格の子の方が、圧倒的に多いのです。

この状況で公立中高一貫校を受験するか、それとも私立中学校と併願するのか?

それによって塾選び、または塾なしなのかが変わってくると思います。

・絶対に地元の中学ではない、別の中学に進学したいのか?

・それとも、公立中高一貫校のみ受験し、ご縁がなければ地元の中学に進学するのか?

 

わが家の選択

前にも書きましたが、わが家は 公立中高一貫校を受験する 事には決めましたが、

私立中学の受験はしません。

そう、公立中高一貫校のみ受験すると決めたのです。

そうなると、塾の比較(わが家の場合)で出たA校・B校の選択は、

おのずと決まってきました。

高倍率の受験に挑み、しかも受かる保証はないのです。

一か八か、白か黒か(-_-;)

B校に決定です!

この選択は、わが家には間違いなかったと思っています。

通塾で得られること(メリット)

うちは塾へ通う事で、本人のモチベーションが上がりました。

やはり同じコースに目標を同じとする生徒がいるので、刺激になったようす。

中高一貫校対策を受けることにより、

「この問題を解けなかったけど、Aさんは解けていた。」

「作文の出来を褒められて、嬉しかった。」

という感じで、報告をしてくれる事もありました。

ライバルがいず一人で取り組んでいたら、きっとここまで頑張れなかったと思います。

あと塾は、圧倒的に受験のデーターを持っています。

別の校舎のデーターや過去の問題の傾向など、個人で調べるには難しい所まで把握しています。

A校に関しては、受験後に中学に出向き得点開示を受けられるのですが、そのデーターを塾に提出する事になっています。

受験者の点数と内申点、合格点のボーダーを調べ、毎年参考にされています。

1人1人の対策をアドバイスしてもらえるというのは、わが家には大きなメリットでした。

自宅学習のメリットとデメリット

自宅で受験対策をして、実際に合格した子もいます。

そういう子は、親の協力が必須ですね。

過去の問題を全て入手し、お父さんが毎日問題集の添削をしてくれてたという子もいました。

親子なので、子供の性格を熟知しておられ、適切な対策が取られた事がメリットかも。

自宅なので通塾の時間も不要だし、時間をうまく使えるのもいいですね。

 

逆にデメリットは、対策力の有無。

きちんと受験の動向を把握して手助けしてあげられる親ならいいですが、仕事や家の事でも忙しいはず。

子供の力だけで受験を勝ち取る事は、絶対無理だと思います。

それなりに問題集や対策、親がやってあげられること。

二人三脚なら受験を成功できると思いますが、現実的にはかなり難しそうです。

実際に受かった子に通塾のことを聞いてみた

長女が通う公立中高一貫校の友達に、通塾の有無を聞いてみました。

都内ではありませんし、地域によるのかも知れませんので、あくまでも参考程度に。

何かしらの塾に通っていた子が多いです。

でも聞いていると、その塾も私立中学併願の子なら大手進学塾が多いですし、

うちのように公立中学校のみ受験をした子は大手ではなく地元の塾も多いです。

 

中には公文のみ、通信教育のみ、さらには塾へは行かずに合格したという子もいます。

私の個人的な意見としましては、

私立中学受験対策で知識詰込みタイプの勉強をして高いゲタを履いて合格を掴んだ子より、

伸び伸びと無理なく勉強して合格した子の方が、入学してからの成績が良い気がします。

 

全部がそうだと言い切れませんが、個人的な感想です。

自然に勉強する(理解する)習慣のある子の方が、入学後も無理せず授業に取り組める

からかも知れません。

変な話、合格はスタートラインでしかありません。

同じスタートラインに立って、その後どう走って行くかは本人次第

サポートは学校がしてくれますが、実際に走るのは本人です。

 

入学前に親がお金と力を注いだとしても、本人のやる気が大事なんですよね。

塾代も決して安くありません。

公立の中高一貫校の試験は、適正検査なので、どちらかと言うと
学校の勉強+作文の評価が大事です。

 

適正検査対策の問題集にもよく出てくるのが、Z会の問題でした。

試験問題として良い物が揃っていると、耳にします。

うちも小学校の時は、自宅学習の1つとしてZ会を利用していました。

必要最低限の教育費で対策を、とお考えなら通信教育もアリかなと思います。

自分で、コツコツ勉強できるタイプのお子さんなら、きっとこなせるでしょう。

ちなみに長女も、ずっとZ会のお世話になっていましたが、
5年生で『作文対策』の講座を追加しました。

けっこう手応えあって、最初は書けなかった作文も、
一年後にはスムーズに形にする事が出来ていました。

気になった方はこちら→Z会 小学生向け講座

どうしても合格する事を目標としてしまいますが、
その後の事も少し見据えると、取組み方も変わると思います。

 

これから受験する人には酷な表現になるかも知れませんが、
ご縁がなかった時の事も考えておくべきだと思います。

  • すんなりと地元の中学校へ行く事が出来るのか?

  •  

    落ち込んでしまっても、気持ちをリセット出来るのか?

そこを親がまず理解して、子供にも接してあげるといいと思います。

親自身が切換えられないとしたら、私立中学校も併願する事を選択肢に入れる事を
お勧めします。

 

まとめ

塾は、私個人的には必要でした。

ただマメに勉強をみてあげられる親が傍にいるなら、一般の対策問題集を買ってきて取り組む事も可能かも知れません。

作文対策も、そうです。

ただ私は人に教えるのが得意ではなく、また小学校で勉強する範囲と言えども
高度な問題もありました。

月の授業料負担が苦にならない範囲でしたので、これで教えて頂けて情報まで入るとなれば、通塾しない手はありません。

何がなんでも公立中高一貫校へという固い意志は大切ですが、受けられる学校は
国立を含めてもせいぜい1校か2校です。

そこをよく考えて、一番よい選択が出来るといいですね。

 

最後まで、お読みいただきありがとうございました。

コメント

  1. koto より:

    kakoさん
    初めまして、現在4年生の娘を中高一貫校に受験させてみたいなと考えています、神奈川県40代主婦です。まだ塾はもう少し先に考えようと思っているところですが、参考にさせて頂きたく、宜しければ是非B校の塾名を教えていただきたいです!宜しくお願い致します。

    • KACO より:

      kotoさん
      コメントありがとうございます。
      塾名はここでお知らせしてしまうと、学校も特定される可能性がありますので、お問合せの方から連絡いただけたら個別にお返事いたしますね。よろしくお願いします。

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