こんにちは、KACOです。
公立中高一貫校に合格し、実際に通うようになった長女。
はたまた公立中高一貫校を受験し、地元中学に通う事になった次女。
二人の子供で合否を両方経験して、私が実際に考えた事、思った事を含めて、
私が感じる『公立中高一貫校に入る本当の理由』を私なりに感じた事を書いていきたいと思います。
なぜ公立中高一貫校なのか?
まず、なぜ公立中高一貫校なのか?
- 経済的な理由
- 教育方針
- 地域とのつながり
ご家庭によって選択された理由があると思います。
以前にも公立中高一貫校のメリット・デメリット等を書きました。
そもそも高い学力をつけたいのか、有名大学に進学させたいのか。
小学6年生の子供に自分で選択させるには、少し重い課題だと思います。
ただ、いい大学に入って就職させたいと考えるのであれば、
大学までエスカレートに進学できる私立の付属校を選べばいいですよね。
ここで書く『いい大学』がどういう学校を指すのかは人の価値観によりますけど、
一般的に偏差値の高い大学としておきます。
私立中学校の数は沢山ありますし、自分の頑張った分だけ”中学校の門扉が開かれる”といっても過言ではないでしょう。
勉強すれば勉強しただけ、行ける学校(行きたい学校)の選択肢が増えるワケですし。
とはいえ・・・
それでも公立に行かせたいと思われた親御さんに、お伝えしたいです。
公立中高一貫校へ入る理由を、お金がかからないし入ったら高校まで難なく行けると思われているなら、少し考えた方がいいかなと思います。
理由は、この後に書いていきます。
将来のビジョンを入学前に考えよう
この将来のビジョン ですが、将来子供が何になりたいか?
何になりたいか?なんて、まだまだこの先変わる可能性もあります。
でも、【こんな風な大人になって欲しい】っていうのはありますよね?
でも、まず子供の性格をキチンと把握する事が大切だと思います。
といいますのも私が子育てをして思ったことの1つに、
子供の性格って小学6年生位には大抵確立しているのではないか、という事です。
実際わが子達も、6年生の頃から数年たった今も、そんなに性格の変化はございません。
几帳面で真面目な長女は、今もそのままです。
そして大ざっぱだけどやる時はやるタイプの次女も、そのまま。
そんなに大きく性格が変わる事ってないのだな、と感じています。
築いていくものは変われど、人格が大きく変わる事はないのかなと思うんです。
生活習慣やリズム・意識なんかは変えられますが・・・
将来の夢があるのなら、もちろんそれに一番近づく進路を考えてあげるのがいいと思います。
でも小学生の夢がずっと続く子より、夢は変わっていく事の方が多い気もしますので、
より多くの選択肢を探せる環境においてあげるのがベスト。
周りのお友達の中には、将来の目標(なりたい職業)が決まっているお子さんがいます。
そういう子は、中高一貫校に入る事で
- 内申点を稼がなくてもいい
- 高校受験がない
これがメリットだそうです。
普通の中学に入ると、部活をやって内申点を稼いだり、考査の点数もないがしろに出来ません。
そうすると学校以外で将来の夢に繋がる習い事をしている場合の足かせになる、と考えるようですね。
そして通常なら中3の夏からは高校受験に集中する所を、一貫校なら気にせず夢に向かって打ち込める時間が持てる、というのもメリットだそうです。
うちの場合は、将来の目標が決まっていない次女が公立中高一貫校に入ってしまってたら、カリキュラムについていくだけで精一杯だったと思います。
そうすると、6年間の学生生活が辛く感じる可能性もあり、本人にとって良い選択ではない。
子供の性格がちゃんと分かっていれば、どんな環境に置いてあげるのがいいか?分かると思うので、よく考えてあげて下さいね。
大事なのは過程なのか、結果なのか?
現在、次女は地元の中学に通っています。
先ほど性格が確立されてきていると書きましたが、大ざっぱな性格は中学に入っても変わりません。
宿題や課題は、提出ぎりぎりに仕上げる。
学校からのお便りなど、渡しそびれる事もあり。
部屋の中は基本散らかっており、床に物が散乱しています。
それでも自分の中で『やらないといけない事』は分かっているらしく、提出物は必ず出します。
そしてなぜか、好評価を取れる確率も高し。
傍で見ていて思うのが、
まだどの高校を受験するか決める時期ではありませんが、選べる高校の中で本人がやりたい事や将来どんな大学へ行き、どんな就職をするのか?
という事まで考えないといけないなと思っています。
その時の偏差値だけで高校を決めてしまうより、より広い選択肢を持てる高校へ入って欲しいと感じています。
長女は高校受験がない分、次の選択は『大学受験』になります。
いわゆる良い中学校に入ったところで、大学もいい学校に行けるかは本人次第。
これを小学校の時に、親子共に理解していたかというと、お恥ずかしながら不足していたと思います。
今後の娘たちの過程と結果を見守りながら、私の中で結論は出てくると思います。
過程をおろそかにしても結果は出ないだろうし、結果さえ良ければ過程は関係ないのか?
これって永遠の私のテーマでもありますね。
まとめ
公立中高一貫校に入る本当の理由は、高校卒業後の進路を早く見つけ、対策を設定する事ではないかと思っています。
6年間という一貫した教育システムがあるので、3年で区切ることなく将来の目標を立てる事ができます。
でも言い換えれば、途中で環境を変える事が出来ないので、ここじゃなかった・・・という環境の不適切を感じてしまうと辛い学生生活になってしまいます。
また高校受験がない環境にあるので、ダラダラと過ごしてしまうと中だるみに陥ります。
そして勉強も大変だと思うので、その合間に時間をうまく使う事を学んだり、
自分自身で色んな事(目的)を追及していく事になります。
高校受験がない=楽ではない事だけは、しっかりと認識しておいて欲しいです。
実際に入学してから『こんなハズじゃなかった』と感じてしまっては、6年間が勿体ないです。
楽して適当にやっていきたいなら、あえて厳しい環境に自分を置かなくてもいいんです。
それも一つの選択なのですから。
周りで支える親が、そこの所を少しアドバイスしてあげられるといいなと思いました。
最後まで、お読みいただきありがとうございました。
コメント