こんにちは、KACOです。
前回の『身の丈にあった受験~』の記事には、多くの反響を頂きました。
やっぱり、気になる方が多いって事ですね。
子供が通う学校でも文部科学大臣から、「受験生をはじめとした高校生、保護者の皆様へ」
というお便りを持ち帰ってきましたよ。
まあ、ご丁寧なこと・・・
とは言え、今回の一件が来年度の外部英語試験導入システムの
延期(見直し?)に繋がったのですから、前向きに捉えたい物ですね。
そもそも外部英語試験を利用するという案が出されてから、準備期間が
十分にあったはずなのに、今回のような結果になったんですよね。
来年度のセンター試験廃止後の新システムも、本当に大丈夫なのか?
生徒も保護者も感じていることでしょう・・・
今回は、時期的にも小学生のお子さんを持つ方から
「公立中高一貫校って、本当に良い学校なの?」と質問を頂いたので、
私なりの意見を書いて行きたいと思います。
あくまでも、一個人の意見としてお受け取り下さい<(_ _)>
公立中高一貫校は本当に良い学校なのか?
ここで言う『公立中高一貫校』とは、うちの子が通う、
中学から6年間の教育を一貫して受ける公立の学校という前提でお話します。
中には、高校からの外部入学生を募集しない学校もありますし、
学校によって内容もマチマチだということ。
あくまでも私が子供を通わせてる学校を基準としておりますので、
全部が全部に当てはまらないと思います。
中学校に入学した際、わが家は第一子でしたので、
中学校という存在自体が初めての経験でした。
私が中学生だった頃の話なんて、大昔のことだし、
今と比べるにも比べようがないですしね。
私が通っていた中学校は、男子は坊主頭というのが校則でした。
今の時代、坊主頭の中学生はあまり見かけませんね(^_^;)
部活で野球部や柔道といった活動をしている子しか、
髪型の制限はないのでしょう。
話が反れました。
そう、中学校イコール子供が通う中学校なので、
それが世の中の『普通』なんだと思っていました。
でもですね、三年後に次女が地元の中学校に通うようになり
違いを実感する事になります。
公立中高一貫校は、地元の中学校とは全然ちがうよ!!
という事です。
授業内容から校内外を含めての体験授業など、全てにおいて
地元の中学校より内容が充実しています。
これが私立なら、学費も多くかかっているワケですから、
当たり前っちゃ当たり前ですよね。
でも公立なら、基本の授業料はかかりません。
海外語学研修や国内の体験施設への宿泊など、費用がかかりそうな物は
中1の時から積み立てて行きます。
費用はかかりますが、経験をお金で買うという風に考えれば、
安い気がします。
高校になってからの語学研修は、外部進学してくる生徒が
修学旅行に行く時期に合わせてあります。
外部進学の生徒は、高1から修学旅行の費用を積み立てるので、
月々の金額が高くなるそうです。
その都度、集金されるよりは家庭の負担も低いですね。
- 授業内容
- 体験学習
- 課題
- 特別講座
たぶんですけど、地元中学と比べると全てにおいて
違いを感じると思います。
じゃあ、やっぱり公立中高一貫校は良い学校なのか?
と聞かれると・・・YES!です、私の答えは。
ですが、「誰にとっても良い学校か?」と聞かれると、
私はNOと答えますね(-_-;)
どんな子に良い学校ではないのか?
何でもそうだと思うんです、世の中の全てが。
例えば「ダイエット」を例にあげましょうか。
Aさんは、体を動かすのが大嫌い。学生の頃は文化部。
休みの日も家の中で過ごす事が多いし、出歩く事は好きじゃない。
Bさんは、食べる事が大好き。学生の頃は運動部。
でも活発で、遊びや飲み会の誘いも大歓迎。
この二人に『規則正しく食事を摂って、毎日2キロランニングする』
方法を指導したらどうでしょうか?
Bさんは体を動かす事が好きなので、ランニングはこなせるでしょうが、
きっとAさんには辛いと思います。
逆にAさんは規則正しく食事する事は苦痛でないけど、
運動は苦手だから辛いでしょうね。
お互いに向いたダイエット法を指導してあげれば、必ず痩せるハズ。
でも向いてないプログラムを実践しても、絶対に結果は出ないですよね。
『痩せる』という目的だけに的を絞れば、AさんとBさんに
同じダイエットプログラムは通用しないということ。
公立中高一貫校も同じです。
- 勉強が好き(嫌いではない)
- 皆と協力して作業するのが好き
- 先生に言われた事を、素直に聞ける
- 将来やりたい事が決まっている
この中に、当てはまる物が1つでもあれば『向いています』
学校が求める生徒像が、上記のような子供だと思っているので、
自分の学力が高いからと表面上だけ偽って入学しても、しんどいだけ。
素直さを持っていることが、一番のポイントだと思います。
逆に、1つも当てはまらないのなら、地元の中学校に進学した方がいいと思います。
中学校で過ごす間に、もっと自分のやりたい事や性格も
明確になってくると思うんです。
その後で、どの高校へ進学するか決めても全然遅くありません!
人生は長いんです。
中学校・高校・大学は一つの通過点でしかありません。
社会に入っても、何度でもやり直しは効くんです。
世の中の人は「初めが大切だ。」とか「学歴は大事。」って言う人もいます。
ぜーーーったいでは、ないから。
声を大にして言いたいです。
トップの大学を出たって、会社で仕事が出来ない人はいるワケです。
良い大学に入れば、人生が約束される、なんて考えは
今では通用しません。
中学校だって同じ。
公立中高一貫校が良い学校だからといって、
入学できれば安心ではありません。
後から後悔をしないように、よーく考えてみて欲しいです。
まとめ
公立中高一貫校って、本当に良い学校なんです。
文部大臣の「身の丈にあった受験~」から、言葉を借りるとしたら、
性格と学力面が身の丈にあった生徒が入学するべきですね。
金銭的な心配は、必要以上にないのですから。
今の季節、学校説明会も行われている所が多いと思います。
是非、一度足を運んで自分の目で確認される事をおススメします。
次回は、どうしても学校に合わなかった場合の記事を
書いて行きます。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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