中学受験ってどんな感じなんだろう?
実際にはどれ位勉強するのかな?

まだ中学受験するのは先だし、した方がいいのかも分からない。
そんなご家庭もあるかと思いますが、ここでは中学受験をしようか悩んだ時に
参考になるような記事を書いていきます。
この記事で分かること↓
・受験に向いている子・向いていない子
・中学受験をする心がけ・・・

実際に受験を体験した子供達の事も含めて、体験談も含めて書いていきます。
中学受験する?しない?
まず中学受験をするか?しないか?
なぜその考えが浮かんできたのでしょうか?
- 中学受験で難関中学に入れば、大学も難関大学へ進学できる
- 大学付属校に入れば、大学受験がない
- 今受験しておけば、後が楽(ラク)
そんな思いで中学受験を決めたご家庭も多いと聞きます。
でも実際のところ本当にそうなのでしょうか?
うちの長女は現在大学生ですが、小学校の時の同級生で中学受験をしたご家庭もありました。
有名私立から、偏差値こそそこまで高くない中学まで様々な学校へ進学されましたが、その後の進路は色々です。必ずしも難関中学に進学したからと言って、その先が安泰という事はなさそうです。
周りがするからうちも・・・という軽い気持ちで決めてしまうと、あとから大変な事になりますよ。
特に首都圏や都会に近ければ近いほど、中学受験をする家庭が多いので、周りに流されないこと。
どこの中学校へ行ったとしても、結局大事なのは【学ぶこと】
中学受験さえ合格すれば後は何もしないワケにはいかないし、結局勉強していく事に変わりないのですから、「中学受験ありき」で考える必要はないと思います。
受験に向いている子・向いていない子
受験をするのは子供です。まだ小学生の高学年というと10才~12才。
この年頃の子供が中学受験をする事が、どれだけ大変か?今一度確認して欲しいですね。
私は高校までずっと公立で育ったので、まず驚きました。
私は地方出身ですし受験に熱い地域でもありませんでしたが、今住んでいる所はそれなりに選択肢があり試験問題を目にする事も増えました。
中学受験の問題を見たとき「本当にこれ解けるの?」といった難しい問題も多く、
通塾されるご家庭が多いでしょうが、こんな対策を毎日のように出来るのか不安でした。
まだしっかりとした自分の将来の目標もない年頃のお子さんに、受験勉強をさせるのですから、
- なぜ勉強するのか?
- なぜ受験するのか?
親子でちゃんと意思のすり合わせをする必要があると思います。
また勉強以外にスポーツや習い事に打ち込んでいるお子さんなら、
勉強を優先してスポーツを中断できるのか?も大きな問題だと思います。
スポーツや習い事に一生懸命に取り組んでいる子に多いのが、一生懸命なこと。
これって、好きが基本でないと続かないし一生懸命になれないと思うんです。
自分の意志で頑張っている、頑張れている。
そういうお子さんは、もし中学受験をすると決めたら期間限定でシフトチェンジしても、頑張って取り組めると思うので、受験に向いています。
体力もあるので、長い時間の受験勉強にも乗り切っていけるでしょう。
子供の友達も、ある習い事に一生懸命で「将来はその道に進みたい」という子がいました。
高校受験をするとなると、一定の受験勉強をしたり時間が取られてしまうので、
中学受験をして6年間の「時間」を確保する事を選んだ家庭もありました。
一般的な公立中学校に入ると、部活動の有無が内申点などにも関係してきます。
でも学校以外で習い事を続けたいお子さんにとっては、辛い試練となってしまいます。
そこを考慮して、中高一貫校を受験する事で将来への道を確実に掴みたかったのですね。
色んな選択肢がある場合は、そこも考えてみるべきですね。
素直なお子さんは、中学受験をすることになっても、塾の先生や親の言うことにも従いやすいので、向いていると言えます。
- 目的意識が持てる子
- 体力がある子
- 素直な子
- 学ぶことが好きな子
逆に、向いてない子のタイプ。
向いている子の反対とも言えますが、まだしっかりとした自己管理力のない子は厳しいと思います。
中学受験をすることになれば、大概が通塾し家での勉強が増えます。
まだまだ遊びたい年頃の子供、しかもやらないといけない事が急に山積みになり、自分でやるという気持ちがないと叱られるばかりで続けられないと思います。
何の希望も本人は持っていないのに「親に言われたから」というきっかけだけで中学受験を始めてしまうと負担が大きすぎます。
そして大前提ではありますが、勉強が嫌いな子。
人間誰でも、好き嫌い、得手不得手があります。
勉強が好きという子供の方が少ないと思いますが、それでも苦手な子が受験勉強を続けるのは厳しい苦行でしかなく、勉強がさらに嫌いになる恐れもあります。
- 自己管理力が低い子
- 目的が見つかってない子
- 勉強が嫌いな子
これを読んで「そんな事ない、私の子供は大丈夫」と思われた親御さん。
もちろん中学受験は親子で乗り切るものですし、親のサポートがなければ必ず失敗します。
塾の予定や自宅での課題、学校との折り合いや、健康管理など。
子供の力だけに任せられない反面、親の無理な押し付けも存在します。
私は周りに無理な親の意志の押し付けで、中学受験をしたお子さんを知っています。
親は満足だったかも知れませんが、小学校時代のお子さんを見ていて気の毒でしかなかった。
「欲しがりません勝つまでは」という戦争中のスローガンがありましたが、受験中のその後家庭は周りからも浮いてしまう程大変そうに見えました。
他人がとやかく言う事ではありませんが、子供の幸せを大前提に考えるのであれば、もう少し別の選択肢もあったのでは?と感じてしまいました。
参考になるなーと思った一冊を紹介します。
もし中学受験をしようか迷われたら、読んでみるのもいいかも知れません。
中学受験お金の問題
避けて通れない話題の1つに、中学受験にかかる費用があります。
中学受験と言っても、私立なのか?公立なのか?によっても大差がありますが、
受験しないご家庭と比べたら大金が流れていくのは目に見えています。
実際にかかる費用の内訳はここには載せませんが、よく考えてみて下さい。
大金をかけて中学受験をして合格したら、その先もずっと教育費はかかります。
私立の授業料、設備費、制服などの備品費、それに加え寄付金などがかかる学校もあります。
自宅から遠い学校に進学したなら、交通費もバカになりませんね。
きっと6年間は最低でもお金がかかり、大学受験の準備期間からも更にお金がかかります。
そんな事は百も承知で中学受験をされるとは思いますが、その金額をおいても「中学受験して良かった」と思える家庭のみ挑戦される事をオススメします。
小学生と違い、中学・高校になると交際費もかかりますしね。
いくら子供を有名中学に行かせたいからと、家計が火の車では話になりません。
ちゃんと他の最低限の生活がキープできるかどうか?考えてみましょう。
住んでいる地域を観察
全国的に見ても、中学受験の熱の入れようには大きく差があります。
先にも書きましたが、私は地方の田舎だったので受験する人はほとんどいませんでした。
そもそも通える範囲に私立中学がなかったというのも理由です。
でも首都圏や主要都市に住んでいる方は、受験率もぐっと高くなります。
中には「地元の中学が荒れていて行かせたくない」という声も聴きます。
確かにこればかりは否定できないのかな、と感じています。
もし荒れた地域ではないのなら、私はムリに受験しなくてもいい気がします。
多くの地方出身者は、高校まで公立の学校で過ごし、大学受験にて難関校に合格する人も沢山いるからです。
住んでいる環境は大きく違うので、絶対とは言い切れませんが、その辺りも考えた方が良さそうですね。
それでも受験をするのか?
それでも受験するのかどうか?
あとはご家庭で決める事になると思います。
もし色んな状況を踏まえて中学受験をすることになったなら、全力でお子さんのサポートに回って頂きたいと思います。
お金だけ出して『塾にお任せ』という家庭もあると思いますが、小学生の子供に大変な経験をさせるのです。見えないストレスだってきっとあります。
口に出せないお子さんだっていると思います。
そして何より、親も一緒に楽しんで受験に挑む事ができれば、結果はどうであれ達成感と同時に必ず身に付く物があります。
私も2回、子供達の中学受験を経験しましたが、二人それぞれでした。
当時は「楽しめる」なんて微塵も思わなかったけど、今考えたら親が必死な形相で付き添ってもストレスにしかならないだろうな・・・と感じています。
そして、もし結果が思わしくなかったとしても絶対に自分とお子さんを褒めてあげて欲しいです。
私は受験が終わって随分経ってから知った本ですが、心にしみるフレーズが沢山あります。
当時の私と娘に読ませてあげたいな、と今読んでも涙が出る本でした。
親子の成長の記録と共に「そうそう、そうなのよ!」と頷きたくなる名言ばかり。
私の好きな講はこちら↓
どんな学校に行くことになっても、そこでしか見ることのできない景色を見て、そこでしか出会えなかったひとと出会うことになる。それが神様からの贈り物。本書:72講より
100講に渡り、素敵な文言が記載されています。
もしよかったら、チェックしてみて下さいね。
まとめ
中学受験をするか?しないか?
色々と悩まれているご家庭は多いと思います。
私は中学受験(公立中高一貫校)を受験させて良かったと思っています。
結果はどうであれ、当時の経験を思い出すと、その後の人生に役立っていると言えるからです。
中学受験の際はご縁がなかった塾の友達と、大学で偶然遭遇したという現実もありました。
お互いに進んだ道は違えども、最終学歴は同じだったというご縁に感慨深い物を感じました。
中学受験はゴールではありません。
長い学びの途中経過なので、結果に重きを置くのではなく取り組めたらな、と願います。
今、Z会のお試し教材を請求すると【中学受験が気になったら読む本】が無料で頂けるそうです。(小学2~3年生の保護者向け)
わが家もZ会教材を使っていたので、安心して勧められる教材です。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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