『勉強しか出来ない子になって欲しくない』公立中高一貫校を目指す理由

公立中高一貫校

こんばんは、KACOです。

【勉強しか出来ない子になってほしくない】 これは私個人の意見です。

今回は公立中高一貫校を目指した背景から、わが家の事を含めて書いていきたいと思います。

 

学ぶこと

まず『学ぶ』とは、どういう事か?

生活していく中で、学ぶ事なく生きる事って出来ませんよね?

生まれて何も分からないところから、1つづつ学び・学習し・知識として蓄積されていくのですから。

大人になった今でも『無知ほど怖い物はない』と感じています。

些細な事でさえ知っているのと、知らないのとでは全然違う事ってありませんか?

あまりにも漠然としているので、具体的に書きますと・・・

例えば料理する時。

下ごしらえの過程で、出来上がった料理の味や食感が変わってきます。

でも下ごしらえをしなかったからといって、料理が出来上がらない訳ではありませんし、

気にならないのであれば美味しく食べる事も出来ます。

また、例えば電車に乗るとき。

普通に切符を買って、目的地まで行く事が出来ますが、ICカードを利用すると同じ距離でも運賃が割引されます。

どちらを利用しても、目的地までは行ける事に変わりはありません。

そんな些細な事からもっと大きな事まで、身の周りには知ってると得をする事から、
便利な事まで溢れています。

学んでなければ、知らないままです。

勉強する

次に『勉強する』とは?

これは何となくですが、学問的な分野を示す言葉だと思います。

学校での勉強、専門分野の勉強、受験勉強など。

周囲にも、勉強さえしていれば良い という考えの人もいます。

確かに小さい頃から勉強漬けで、中学・高校・大学・会社と希望通り進んでいけるかも
知れません。

頭脳はぎっしり詰め込まれ、知識は高い人間になれるかも知れませんが、それが幸せなのか?と問いたくなります。

あくまでも私個人の意見です。

元々、子供に私立受験を選択しなかったのは、小さい頃から塾漬けにしたくなかったから。

もっと子供らしい体験や遊びもさせたかったし、人として豊かな子に育って欲しかったのです。

勉強以外の『学ぶ』事に、小さい頃は重点を置きたかったのです。

無理せず(それなりに努力は必要)楽しんで生きた方がいいと。

 

勉強する事で良い成績を取れば、将来の選択肢が増えますし、素晴らしい事です。

でも決して、勉強が出来る=素晴らしい人 ではないのです。

勉強さえしていれば将来安泰、なんて事を考える人もいますけど。

勉強して良い大学に入ったのに退学してしまったとか、

一流企業に入社したのに引きこもってしまったとか。

最近のニュース等で耳にすると、頑張りすぎたんだなと残念に感じてしまいます。

周りからの過度の期待に応えられなくなったかも知れませんし、
何より自分の心と身体が悲鳴をあげてしまったのではないでしょうか?

私自身にも言えますが、子供に何か少しでも得意分野があったら、期待してしまいます。

最初は『褒められた』程度でも、一番になったり賞を取ったりすると、次はもっと上を目指せるのでは?と心のどこかで考えていると思います。

その気持ちがエスカレートして、親も子供も負担になっては元も子もないですよね。

勉強以外に大切な事

私は勉強以外の大切な事、『学び』を多く吸収してほしいです。

少子化が進み、一人っ子の子供も多くみられます。

子供が小学低学年の頃の話です。

晴れた日の放課後は、近所の公園でお友達と遊ぶのですが、雨の日は誰かのお家で遊ぶ事もよくありました。

よそのお家にお邪魔する時は、少しですがお菓子を持参するのが恒例になっていました。

その日、娘はお友達の家にお邪魔する日だったので、お菓子を持参させました。

後日、そのお母さんと会って話したのですが「○○ちゃん(うちの子)って、お菓子を数えて分けるんだね」と言われました。

遊びに行ったお友達は、一人っ子です。

きっと普段から、お菓子でも何でも、数を数えて分ける 機会がないのでしょうね。

それに引きかえ姉妹のいるわが家は、二人で分ける事が当たり前です。

例えば袋に10個のアメが入っていれば、ふたりで5個づつ分けます。

それが奇数であれば、最後をじゃんけんで決めるか、それでも決着がつかなければ
私の所に回ってきたりもします。

遊びに行った日は3人だったらしく、きっちり三等分したそうです。

食い意地が張っているようで恥ずかしかったのですが、考えてみたら当たり前の事のような気もしました。

普段の生活で学んでいく事って、些細な事ですがそういう事ですよね。

勉強できるのはいい事ですが、勉強しか出来ないのは考え物だと思います。

兄弟がいれば喧嘩もするし、仲良く遊ぶ事もあるでしょう。

ですから家では、なるべく家の事も手伝わせたいと思っています。

 

最近は、勉強や部活に忙しいのを見て、ついやってしまう事も多いですが、
一度やった事は記憶に残るでしょうから、機会をみてやらせたい。

まとめ

勉強だけしか出来ない子になって欲しくない、これは私個人の考えです。

なるべく小学生の頃は、色んな経験をし、色んな失敗から学んで欲しいと思います。

自分ちの環境で出来ない事もありますが、学校生活って他人と集団で何かをする良い機会だと思うのです。

自分に合わない物を排除するのではなく、その環境の中で生きる力を身に付ける方が、
将来的にも役立つ気がします。

公立中高一貫校を受験する方にも、勉強だけでは分からない事もきっと役に立ってきます。

豊かな心と身体を持つお子さんに、ぜひ受験してほしいなと思います。

 

最後まで、お読みくださりありがとうございました。

 

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