こんにちは、10月に入り受験まで残す所あと4ヶ月を切りました。
センターを受ける方は、もう3ヶ月後ですよ。
2020年は1月18、19日です。
あっという間です・・・
現在高3の長女、かなりモヤモヤしている様子。
そんなわが家の事も含め、今回は書いて行きたいと思います。
大学入試の様々なシステム
この時期なので、受験生の大半はバリバリと勉強されているでしょうね。
志望校も固まり、模試の回数も増えてきますしね。
センター試験の願書の提出も、迫ってきました。
センターは高校毎に、まとめて申し込みをしてもらうので、
うちは先月の指定日までに振り込みを済ませ、申し込みは終わらせました。
指定校推薦やAO・一般推薦などを利用される方は、
そろそろ結果が届き始めている頃でしょうか。
うちの高校も、つい先日指定校推薦会議が行われたそうです。
指定校推薦に挑戦したい生徒は、エントリーしてあったはずなので、
結果に一喜一憂しておられると思います。
うちの長女は、一般受験を希望しているので、
周りの反応には無関心を装っています(^^;
第2希望の大学は、昨年から指定校推薦が来ていたのを知っていたので、
私は「挑戦してくれたらな~」なんて密かに思っていました。
運よく決まれば、早く受験が終わるし、費用だって最低限で済みます。
第2希望の大学といえ、誰が聞いても知名度のある有名な大学です。
でも長女は、第一志望の大学に行きたい!!!という意思が強すぎて、
とてもじゃないけど、指定校で・・・という考えには及ばないようです。
(指定校に第一志望の大学の学部がないんです;)
ま、本人の意思を尊重しないと、親が勧める大学に行って、
後から後悔されても仕方ないので、ここは任せることにしました。
今は、大学入試のシステムが多様化されています。
少し聞いたくらいじゃ、理解できません(-_-;)
でも支払いをする親としては、少し位は頭に入れておかないと
子供との会話がチンプンカンプンになってしまいます。
*2019年度までの受験です、2021年度から受験のシステムが大きく変わるため、
来年度は対応してない事も考えられますのでご了承ください。
私大の推薦入試だけを取っても、
①指定校推薦・・・推薦者の依頼をかける高校を指定する方式。合格率は極めて高い。
②公募制推薦・・・大学の定めた一定条件さえ満たせば、誰でも出願ができる。
③ユニーク推薦・・・スポーツ推薦:在学中にスポーツで優秀な成績を修めた生徒
有資格者推薦:英検・簿記など各種資格を有している生徒
一芸一能推薦:「これは他人には絶対に負けない」という優れた能力を有する生徒。
☆AO入試・・・アドミッションズ・オフィスの略。
従来の学力重視の入試方法に代え、学生の能力や個性を判断基準にする方式。
・・・色々とあります。
システムが沢山あるからと言って、「早めに決まるもので手を打とう!」
なんて簡単な甘い話ではありません。
AO入試の準備は、独特なので、時間や労力が取られてしまいます。
ダメなら一般入試を受ける事はできますが、
元々一般入試の対策をしている受験生に遅れを取ってしまうんですね。
『どうしても行きたい大学』であるなら、
推薦にチャレンジ → ダメなら一般試験にチャレンジ、でいいと思いますけど。
私大の一般入試に関していうと、もっと複雑です。
①全学部入試・・・学部を横断して統一の試験を同一日に行う
②同一日程複線型・・・同一日に入試科目の異なる複数の選抜方式
③別日程複線型・・・日程別に入試科目の異なる複数の選抜方式
④試験日自由選択型・・・入試を複数日設定し、受験生が試験日を選ぶ方式
⑤特定科目評価型・・・特定科目が高得点を取っていれば、合格するなどの方式
⑥3月入試・・・私大の入試がほぼ終了した後に行う入試。定員が少なく高倍率
⑦センター利用入試・・・センター試験を受験し、その成績によって合否を決める方法。
一般試験は1回、なんて常識はもう時代遅れですね。
逆にいうと、行きたい大学へのチャンスが増える!とも言えるので、
大学ごとにしっかり調べて対策される事をオススメします。
今、この記事をお読み頂いている方は、
高3生ではないと思いますけど、
来年度からはまた変わる大学もありますのでね、要注意ですよ~
さまざまな入試方式で、合格をつかみ取る!
ここで、高校や予備校などでも聞いた事があるかも知れない話を1つ。
このさまざまな入試方式を、どう組んでいくか?が
受験の成功のポイントになるみたいです。
1つの大学で、1回の試験で複数学部の試験をしてくれるとか、
とにかく何が何でも〇〇大学へ行きたい!って方には魅力的かも。
センター利用方式
センター利用入試方式も、国立希望の方が滑り止めで私大も一緒に
一度の試験で判定してもらえるのが、メリットなのかな?と思います。
センター試験は、高校の授業・学習内容から出題されるので、
国立志望の生徒はセンター対策に力を入れます。
でも私大入試は、大学毎に傾向も違うし、受験科目が少ない分、
深い所まで勉強しないといけませんよね。
でも最近は、私大希望の生徒もセンター試験を受ける人が増えています。
長女の学校も、センター試験は全員必須とされています。
センター利用で、志望大学への合格チャンスを増やすため
なのかも知れませんが、そうそう簡単ではなさそう。
とにかく、センター利用の私大枠は少ないです。
センター利用で合格する実力があるなら、
一般試験でもっと上の大学に合格する事もできるでしょう。
<センター試験 目標得点>
超難関国立大・医学部・早稲田・・・90%以上
難関国立大・MARCH・・・80~90%以上
国公立大・私立大・・・70~80%
平均得点率:60%
高レベルの戦いになる事は、間違いないですね。
英語外部試験利用入試(主要私立大学)
英語外部試験利用入試とは、英検やTOEIC、TOEFL、TEAPなど英語力を計る資格を元に、
受験の英語試験を免除したり、点数に加算したりする制度のことです。
主に英語の4技能(リーディング、リスニング、ライティング、スピーキング)が、
それぞれ点数化されているので、大学によって判定基準(点数)が異なります。
外部試験の適用期限もあるので、大昔に取った試験の結果は使えません。
2016年辺りまでは、まだ実施している大学も生徒も少なかったため、
4技能で高スコアをもっている人には、大変有利だったそうです。
最近は世間の認識も高まっているため、ライバルがひしめき合っているので、
そこまでお得感はなさそうです。
前年度このシステムを利用した大学は、私立で96校→168校、
国公立で14校→19校まで増えました(河合塾調べより)
この外部英語試験利用も、とても複雑。
英検〇級あれば、当日の英語試験免除の大学もあります。
また例えば、英検準1級をもっていてもスコア重視の大学であれば、
2級で満点近いスコアを持っている方が得、なんて学校もあります。
残念ながら、長女はTEAPはスコアを持っているのですが、
英検はこの春の試験で準1に落ちてしまったので、
再度チャレンジするのはやめました。
元々持っていた2級を準1級と一緒にW受験しており、
2級のスコアを限りなく上限に上書きする事で、
志望大学の条件をクリアすることが出来ました。
もちろん準1級を持っていれば、当日の英語試験に〇〇点加算という
おいしい大学もあっていいのですが、英検対策に時間を費やすより
別の科目の勉強をする方を選択しました。
さぁ、この作戦は吉とでるのか?凶と出るのか?
受験が終わった頃に、ご報告できればと思います。
進学大学の選定も大事なポイント
大学へは、勉強にしに行くことを前提でお話しますね。
ネームバリューや、憧れだけで志望校を決めてしまうと、
受験勉強と自分の能力差があると厳しいかも知れませんよね。
志望校や進学校の選定を間違えてしまうと、後々大変です。
- 自分の学びたいこと
- 大学公式ホームページ・入学案内を見る
- 入試問題の確認(出題傾向など)
- 実際に大学に行ってみる
- 受験までのスケジュールを確認する
- 将来、取りたい資格があるのかどうか?
それぞれ、1~6を確認してみるだけでも「あれ?何か違うぞ」
という事に気付く場合もあります。
長女は高1の時から、オープンキャンパスに行く課題があったので、
何度か同じ大学にも行ってます。
でも数回行く事で、見学する観点が変わるらしくて、
イメージしていたのと違う所も見えたようです。
結局、今の第一志望大学に落ち着くまでに、
何度か変更してました(^^;
納得行くまで、確認できて良かったと思うことにします。
お住まいの関係もあるでしょうが、
できるだけ志望大学には足を運ばれる事をオススメします。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、現在の大学受験の複雑なシステムなどを書きました。
長くなってしまいましたが、保護者も一通り頭に入れておくと
いいかも知れませんよ。
高校の進路指導の先生も、おっしゃってました。
第一志望は、ゆずれない!ゆずらない!
この精神で、大学受験を乗り切ろうとの事です^^
受験生のみなさんに、春が訪れる事を、わが家も含め祈っています。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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